
宿泊施設タイプ: ペンション
所在地: 江原道襄陽郡現北面ハジョデ3ギル26
客室タイプ: 2人室、4人室、貸切(ソソ)
付帯施設: 専用駐車場、バーベキュー場、ホテル級アメニティ、全室オーシャンビュー
周辺観光地: ハジョデ、サーフィービーチ、ヒュヒュアム、襄陽伝統市場、洛山道立公園、ヨンジン海辺(ドラマ『トッケビ』ロケ地)

Q こんにちは。ご自身と施設の紹介をお願いします。
こんにちは!江原道襄陽の小さな村で、京都の感性を活かしたデザインステイ「ソソハン イヤギ(小さな物語)」を運営している、ハン・ミリョンとチェ・ヒョンベです。清潔と親切を最優先にする私たちの施設は、若い夫婦が運営する小さなペンション兼ステイです。
2018年8月末にオープンして約6か月になりますが、オープン当初から現在まで多くのお客様に足を運んでいただき、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。実は昨年の繁忙期にオープンを目指していたのですが、工事というのは思い通りにいかないもので。「1〜2月に設計して3月から着工すれば3か月で終わるだろう」と考えていたのに、結局8月中旬まで工事が続き、完成までに6か月以上かかってしまいました。ソソハン イヤギの客室タイプは2人室、4人室、そして貸切の「ソソ」に分かれ、全13室が3階建ての建物にこぢんまりと収まっています。
Q ペンションの名前が可愛くてユニークですね!ソソハン イヤギはどのように誕生したのですか?
もともと私たちは他の地域に住んでいましたが、ペンション経営を決めて、一緒に暮らす母の故郷である江原道近くに引っ越してきたんです。この地域で物件を探して足で歩き回っているうちにこの場所を見つけました。目の前に海が広がる小さな建物が気に入って、最終的に襄陽に決めました。ただ、最初から感性あふれる施設だったわけではありません。モーテル風の古い建築を全面的に改装して完成させたんです。
襄陽がサーフィンスポットとして人気を集め、サーファーが増えてゲストハウスなどさまざまな宿泊施設も増えましたが、サーファーの方々が古びた管理の行き届いていない宿に泊まることも多いと聞きました。特別な趣味を持つスタイリッシュな人たちが、そんな宿に本当に満足するのだろうか?と思い、ソソハン イヤギの運営を始めたんです。ところが蓋を開けてみると、サーファーよりも旅行目的のお客様に人気が出ました。
特にペンションの名前は、この場所にふさわしい言葉を一つひとつ並べて組み合わせながら考え抜いて作りました。客室がこぢんまりしていることもあり、この空間の中で多くの方がそれぞれの物語を紡いでいけるペンションになればという願いを込めて、ソソハン イヤギという名前が生まれました。

Q 韓国ではあまり見かけない、美しく端正な日本風のインテリアで大きな反響を呼んでいますね〜
宿泊業を始めようと決めたとき、一般的なペンションの形では宿泊市場で生き残るのは難しいと思いました。だから、やるならしっかりやろうと考えて、海外のインテリアサイトや書籍をいろいろ見ながら施設のコンセプトやアイデアを絞り込んでいったのが、ソソハン イヤギの始まりです。私たちの最も核心的な目標は、遠くまで旅行しなくても、近場でいつでも訪れられる温かくて心地よい宿になることでした。だからお客様の大半はカップルで、お子さん連れの新婚夫婦や、女性同士のお友達グループも多いです。
オープンの準備中は、夫と私の二人とも無職だったこともあり、金銭的な心配がとても大きかったです。工事で支出は増えるのに収入はなく、工事の人手は継続的に必要で……日が暑くなるにつれて悩みも増えました。特に宿泊業を運営する前、夫は個人事業主、私は主婦だったので、何の経験もなく突然宿をつくることになり、困難も大きかったです。それでもインテリア会社の方が、私たちが構想した考えを良いアイデアだと言ってくださり、その雰囲気をソソハン イヤギの中にうまく落とし込んでくださったおかげで、うまくいったと思います。お客様も、私たちが目指していた施設の心地よい雰囲気を感じると直接おっしゃってくださるので、本当によかったです。
ソソハン イヤギは、日本の京都のような静かな田舎町の雰囲気をインテリアや全体の空気感にうまく反映させたので、温かくて端正だという言葉をたくさんいただけているのではないでしょうか。
Q ソソハン イヤギで最も自慢したい空間やサービスは何ですか?
唯一無二の日本感性のステイであるソソハン イヤギの客室そのものが、私たちの大きな自慢です。特に畳の空間に座って温かいお茶を一杯飲みながら海を眺めると、息がすっと通って良い気分になれます。3階の客室が海の景色が一番よく見える部屋で、運営者の私が見てもとても素敵な空間だと思います。
一般客室はカップルやお子さんのいるご夫婦の方が多く、和やかに集まっておしゃべりできる素朴な雰囲気を出すために小さなテーブルを置きました。似て見えますが、客室タイプごとに少しずつ違いを持たせようとしたんです。貸切客室はプライベートでありながら、団体を収容できる広い空間になるようインテリアも合わせて気を配りました。親御さんを連れて訪れたり、友人同士でパーティールームとして利用する方も多いです。ここにはゆったり休めるよう広々としたソファも備え、ダイニングテーブルとキッチンがあるのでお料理もできます。
朝食サービスを問い合わせるお客様もときどきいらっしゃるので検討しましたが、中途半端にやるくらいなら提供しない方が良いと判断しました。その代わり客室料金をもう少し手頃に設定し、施設の清潔さと親切な対応により力を入れています。



Q 閑散期がまったくない満室予約率のソソハン イヤギ、人気の秘訣が知りたいです!
宿泊施設の運営が初めてだったので、オープン準備中は客室予約が埋まらないのではないかという不安がとても大きかったです。だからお客様に施設を好きになってもらう方法をたくさん考えました。たとえば若い層をターゲットに定めた後、主要客層のニーズを満たせるよう、客室の価格設定からインテリアまで、彼らの特性を最大限反映することに重点を置きました。この年齢層の親戚や同年代の友人、知人など、たくさんの人と話してアドバイスを求めたりもしました。
宿泊施設のオープン初期は、結婚を控えたカップルや新婚夫婦、自家用車を持つ20代後半〜30代前半のお客様がターゲットでしたが、実際に運営してみると、もっと若い方々も公共交通機関やタクシーを利用して訪れてくださることが思いのほか多かったです。また、お子さん連れのご家族や、親御さんを連れたお子さんなど、さまざまな方が訪れてくださったおかげで、客層が広がったと思います。
実は予算不足を理由に広告費に投資するのが難しくて、SNSだけで宣伝を進めていたのですが、SNSの投稿を見て来られた方も多く、泊まったお客様が再訪問も頻繁にしてくださいます。その方々の紹介で口コミも広がり、予約率も高まったようです。
Q お子さんと一緒の宿泊施設運営の日常をSNSで見ました。SNS宣伝の効果を感じていますか?
私たちのホームページが開設される前、約2週間をプレオープンの形でインスタグラムだけで予約を受けていました。不思議なことに、皆さんどうやって知るのかしっかり見つけて来てくださるんです。
実は個人SNSアカウントは施設宣伝には使わず、施設専用のアカウントを別につくって運営しているのですが、最初は主にお知らせや注意事項などを載せる用途で使っていました。私たちの施設のターゲット層である若い方々がインスタグラムをとてもよく利用していることを知ってから、FacebookやほかのSNSチャンネルを複数管理するよりも、インスタグラム一つに集中したんです。
インスタグラム運営の初期は、施設の工事を始めるときから「建築日記」というハッシュタグをつけて投稿していましたが、忙しくなった最近は積極的に投稿できていなくて残念です。それでも週2回くらいはコンスタントに更新しようと努力しています。最近は今日の天気や些細な日常を綴った投稿をアップして、施設のニュースをお伝えしています!



Q ソソハン イヤギと襄陽を訪れるのに一番良い季節を教えてください!
私たちのオープン時期の関係で、まだ四季をすべて迎えたわけではありませんが、建築を始めたときから数えれば、自分なりには四季を経験したと思います。ソソハン イヤギは海のすぐ目の前にあるので、一般的には夏が最適な季節だと感じられるでしょうが、実はここの夏は人や車で混雑しすぎて大変です。
だから私は、夏が来る前の晩春に襄陽を訪れることをおすすめしたいです。施設の工事現場を行き来していた去年の晩春、心配も多く気も重かったときに、村の近くの八重桜の道を通りながら静かに心を落ち着けることができたんです。4〜5月頃は天気も晴れて風に当たりながら散歩するのにちょうどよく、人も少ないので観光にも適しています。
Q 感性ステイを志向するソソハン イヤギには、何が込められていますか?
私たちソソハン イヤギのスローガンは「素朴だけど温かい空間」なんです。プールヴィラのような華やかな場所ではありませんが、静かな田舎町に位置している分、この小さくて温かい空間で、忙しく疲れた日常を離れてゆっくり休んでいっていただける感覚をお届けしたかったんです。おかげで、観光よりも休息のために訪れるお客様が多いです。あちこち観光で回らずに休みながら施設の近くだけを散歩する方もいらっしゃいますし、2泊以上滞在して江陵とソクチョを分けて巡る方もいます。襄陽がソクチョと江陵の中間にあるので、立地的にもメリットがあるのではないでしょうか。
また、バーベキュー施設は私たちの施設の雰囲気に合わないと思って、最初は用意していませんでした。ところが施設を運営しているうちに、夫がやはりペンションに来たら肉を食べる楽しみがないとという意見を出したので、その意見を反映して屋外バーベキュー場をつくることにしました。最初はテントで設置して、後にガラス素材で施設を補修し、炭は危険なこともあるのでウェーバーのガスグリルを用意しました。そうやって施設を整えてみると、それなりに需要もあって、だいたい冬よりも晩夏と秋に多く利用されています。
去年の冬、施設の工事を始める前にこの周辺に人があまりにも少なくて、閑散期の運営が大変ではないかと心配しましたが、幸いソソハン イヤギの感性とこの地域の閑静な雰囲気がうまく調和している点を、多くの方に認めていただき、訪れてくださっているようです。



Q ONDAサービスはどのように使い始め、使ってみてどうでしたか?
宿泊施設の運営を始めるとき、リアルタイム予約や予約管理を代行する業者があることすら全く知りませんでした。ただ予約管理の必要性を感じて予約管理システム関連の業者を検索していたところ、偶然バグニ ホステルの運営者の方のブログ記事を目にしたんです。MAGAZINE ONにも掲載されたこの連載コラムを通じて、施設オープン前にターゲット層を定める方法など、良い情報や助けを本当にたくさん得ることができました。
そうしてバグニ ホステルのホームページに入ってみると、バグニ ホステルがONDAのサービスを利用しているのを見ました。それを知ってから、私たちもすぐにONDAを利用することにしました。もちろん他の複数の業者のサービスも調べて相談も受けましたが、機能が一目で分かりにくかったんです。一方ONDAは、すべてのサービスが一目で見やすく入ってくる点が最も気に入りました。
私たちは主にモバイルアプリケーションを一番よく利用していますが、客室を止める機能が特に便利です。その中でも客室を止める理由やコメントを書ける機能もあって、客室を止めるたびに施設補修などのメモを書き込んでいますが、本当に便利なんです。パソコンや機械にあまり詳しくない私の夫でもONDAは簡単に使えるので、お分かりいただけるでしょう。
Q 最後に、施設の近くの隠れた見どころや、ご自身のおすすめ飲食店を教えてください!
私たちの施設から徒歩5分の距離にあるサーフィービーチは、有名インスタグラマーたちが必ず一度は訪れるホットスポットです。施設が海の近くにあるので、歩いて海を往復されるお客様も多いです。それからシュノーケリングといえば普通はジャンホ港をよく思い浮かべますが、ハジョデ展望台の方に行っても、ジャンホ港に劣らないシュノーケリングスポットがあります。洛山寺、ヒュヒュアム、竹島海辺は、襄陽の観光地としてあまりにも有名なので言うまでもありませんね。
また、飲食店ではまず、施設のすぐ目の前1分の距離にシングルフィン エールワークスという全国7大ピザの名店の一つがあります。テレビ番組にも出て有名になった場所で、手作りビールとシカゴピザを本当に美味しく召し上がれます。それからローカルの名店としては、ハジョデのテグマクチャン(タラのホルモン)をおすすめします。ここはすでにサーファーを含め、知っている人は皆さん知っているようです。最後に、ハジョデ精肉食堂に行けば、精肉店と食堂を一緒に運営している特性上、質の良いお肉を手頃に味わえます!

